『知的生活の方法』

- 作者: 渡部昇一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1976/04/23
- メディア: 新書
- 購入: 36人 クリック: 509回
- この商品を含むブログ (130件) を見る
自分が生まれるより前に書かれた本。オススメする人が多いので前から読みたかったのだが、
ふと立ち寄った秋葉のブックオフで100円(!)で売られていたので、即購入。
普遍的なことが書かれていますが、読んでおいた方が良いかと思います。
しかし、100円でいいんですか?と思いたくなるほどの内容。
これだから古本屋巡りは止められない。投資効果は絶大です。
以下メモ
・よくわからないのにわかったふりをする子供は進歩がとまる。
・日本人は学校を出ると本を読まない。外国人はガリ勉はしないが、大人になっても本を読み続ける。
・先生は有名な学者の意見でも「あれは何を言ってるのかわからぬ」と述べた。
先生はまことに「己に忠実」な方であった。
・ほんとうにおもしろいと思わないものを、おもしろいなどという「ふり」をしてはいけない。
・初めて原書で面白いと思った本「マジョリーモーニングスター」ハーマンウォーク著
・同じ本を繰り返し読む。読書の質を高める必須条件。
・読んで良かった本を自分の周りに置く。時々パラパラ読み返す。そうすると良い本への
臭覚が出来上がる。
・無理をしても本を買う。
・お金の一番大切な使い方は、時間を買うこと。私は1時間を何倍かに増して使う。
・知的生活の根本的な営み。「静かなる持続」である。
・タイムリミットを決める。割り切りが必要。
・時間を空費させる大敵は「下手な勉強」
・知的生活が組織的に起こったところでは、きわめて早起きだったことがわかる。
・中断が、仕事や勉強の妨げとなる。中断されるかもしれないという危惧を持つのも邪魔になる。
中断されない環境を選ぶ。
・何かをする場合、たっぷりと時間を取る。カントも時間の区切りを少なくとも2時間とした。
・語学の規則や、基本例文を繰り返し覚えるのは、通勤時間のような隙間時間を使う。
・知的な関心を持つ人との交流、目的に束縛されない自由な読書のための時間がなければならない。
・よく使う頭はよく休めなければならない。散歩がおすすめ。原則毎日散歩する。