『知的生活の方法』

知的生活の方法 (講談社現代新書 436)

知的生活の方法 (講談社現代新書 436)

自分が生まれるより前に書かれた本。オススメする人が多いので前から読みたかったのだが、
ふと立ち寄った秋葉のブックオフで100円(!)で売られていたので、即購入。
普遍的なことが書かれていますが、読んでおいた方が良いかと思います。
しかし、100円でいいんですか?と思いたくなるほどの内容。
これだから古本屋巡りは止められない。投資効果は絶大です。

以下メモ
・よくわからないのにわかったふりをする子供は進歩がとまる。
・日本人は学校を出ると本を読まない。外国人はガリ勉はしないが、大人になっても本を読み続ける。
・先生は有名な学者の意見でも「あれは何を言ってるのかわからぬ」と述べた。
  先生はまことに「己に忠実」な方であった。
・ほんとうにおもしろいと思わないものを、おもしろいなどという「ふり」をしてはいけない。
・初めて原書で面白いと思った本「マジョリーモーニングスター」ハーマンウォーク著
・同じ本を繰り返し読む。読書の質を高める必須条件。
・読んで良かった本を自分の周りに置く。時々パラパラ読み返す。そうすると良い本への
  臭覚が出来上がる。
・無理をしても本を買う。
・お金の一番大切な使い方は、時間を買うこと。私は1時間を何倍かに増して使う。
・知的生活の根本的な営み。「静かなる持続」である。
・タイムリミットを決める。割り切りが必要。
・時間を空費させる大敵は「下手な勉強」
・知的生活が組織的に起こったところでは、きわめて早起きだったことがわかる。
・中断が、仕事や勉強の妨げとなる。中断されるかもしれないという危惧を持つのも邪魔になる。
  中断されない環境を選ぶ。
・何かをする場合、たっぷりと時間を取る。カントも時間の区切りを少なくとも2時間とした。
・語学の規則や、基本例文を繰り返し覚えるのは、通勤時間のような隙間時間を使う。
・知的な関心を持つ人との交流、目的に束縛されない自由な読書のための時間がなければならない。
・よく使う頭はよく休めなければならない。散歩がおすすめ。原則毎日散歩する。